補助の甘味
ここ数年
国内の
繊維・アパレル製造業は
危機的な状況にある
そこで
発足された
「日本発ものづくり提言プロジェクト」
安い賃金での
生産体制より
国内生産の重要性を
「国内で生産することが難しい」
「国内で生産しない方が良い」
「国内は高いから」
と
いつの間にか
国内生産の意味
というものから
遠ざかった意識に向かっている
「手作業が絶対」
というわけでもない
全てを
人の手でやるのでなく
機械化も進め
合理的に
作業を進めていく
だけど
「日本で作る」
そこに
意味がある
機械を導入しても
最後は大切なところは
人の手による
作業
そこに
「日本人」
という
付加価値がつく
日本人の手仕事
という
価値
これから
必要なことは
「人材教育」
作り手
売り手
買い手
人材を育てていくこと
「作業環境」
働く人間が
作業しやすい
環境づくり
「潜在意識の刺激」
買い手が
欲しい
と思うような
デザイン性
これからの時代は
「伝統と革新」
伝統のよさ
新しい時代のよさ
伝統だけでなく
新しいものだけでなく
両方の
匂いが感じ取れる
商品
それが
消費者を
刺激させる
日本が
世界へ誇れる
繊維業界
第一線の方々が
危機を感じている
いま
伝統産業は
どうしなければならないか
そこは
意識の問題
「生き残る」
でなく
あるべき姿
FABRICA
ファブリカ
ご存知だろうか
ファッションブランドである
「ベネトン」
が
国際的クリエーターの
育成
支援
を
行うために
全世界の才能ある若者に
チャンスを与える
創造性を育てる
そして
「文化」と「産業」を融合させる
目的で
1994年に設立された
コミュニケーション・
リサーチ・センターのことだ
世界中から招かれた
若きクリエーターたちは
1年間にわたって
奨学金と様々なプロジェクトで
活躍するチャンスを与えられる
イタリアのヴェネチア近郊
トレヴィゾに建つ施設は
建築家
安藤忠雄の手によって
修復・拡張され
そこを拠点にし
クリエーターたちは
グラフィック・デザイン
写真
音楽
インタラクティブメディア
など
様々な分野で
それぞれの表現を磨いている
ファブリカは
まさしく
世界中の
若手クリエーターたちが憧れる
クリエイティブ・ラボである
資格は
25歳以内であること
その後
2週間の様々なテストを
クリアしたモノだけが
内定するという
その数
30-40名
国際的大企業にもかかわらず
トレヴィゾ
という
小さな街に
ある理由には
ベネトン創業者
ルチアーノ・ベネトン
の
出身地であり
「ベネトン」
の
すべては
そこから始まった
という
ストーリーがあり
夢がある
ベネトンの広告ポスターは
常に
世界の政治
情勢
宗教など
様々なものをテーマに取り上げ
特に
人権問題をテーマにしたものが多く
「企業の社会的姿勢を示すものであるべきだ」
という
持論をもっており
クリエイトすることの
深みや奥行きを
示し
これからの
若者へ
その意思を
受け継がせている
このような
若い才能を
発掘する取り組みは
財団の目標でもある
繊研新聞
2011年
10月3日
12年度予算概算要求を
財務省に提出した
新たな成長などを柱に
1兆762億円
クール・ジャパン戦略では
中国・インドなどの
重点国への売り込みを推進する
クリエーティブ産業海外展開推進事業
9.2億円
国際見本市等の開催
9.9億円
海外展開推進事業では
中国で
住まい分野での
クリエーターによる
シンポジウムなどをする
インドは
ニューデリーとムンバイを
重点都市に設定し
ファッション・アパレルの
相互交流
コンテンツの
共同制作などをする
中小企業の海外展開支援も
引き続き実施する
新規では
第三次補正で
海外展開する
中小企業の
経営基盤強化事業
35億円
中小企業が連携した
グローバル展開商品力
技術流出対策の強化
30億円
を要求している
12年度予算では
中小企業海外展開等支援事業
23億円
を継続要求した
中小企業の
ものづくり強化は
技術力強化事業
133億円
中小企業等知的財産活用支援事業
18億円
国際知的財戦略の
推進では
地域中小企業外国出願支援事業
1.5億円
を盛り込んだ
復興枠では
伝統工芸品産業振興対策補助金
2億円
仮設住宅入居者の
買い物環境の整備
9億円
中小企業組合等共同施設等災害復旧事業
500億円
を
要求した
産業技術関連では
炭素繊維の
新たな製造プロセスの
基盤技術の開発などを行う
革新炭素繊維基盤技術開発
18.4億円
と
大幅な増額要求となった
時代の応え
工芸作品
にみる
「歩んできたモノ」
いまの
消費者は
作品の奥にあるモノ
そこに
興味をもつ
作り手の
感性
世界観
というものを
購入する
つまり
作り手は
自分の世界観
というものを
展示
販売
という
空間で
演出しなければならない
どういう思いで
作り
どういう用途で
使用して欲しいか
そんな
思いが伝わってくるか
キレイに展示することが
いいのでなく
「何を伝えたいか」
それこそ
自分たちを
していく
時代
ターゲット設定
価格設定
ポジショニング設定
ルート設定
などなど
誰かが
何とか
やってくれるだろう
という
現状から
少しでも
脱却しなければ
いけない
その
意識レベルを
変えていく
時代
その先にある
新しい
ステージで
新しい
作風がうまれる
作品でなくても
「自分で創ったもの」
には
信念があり
思いがあり
「自信」
とは違った
頑固さがある
それを
曲げないことも
大事
柔軟に対応することも
大事
ただ
往々にして
矛盾が生じるのも
事実
「欲」
というものが
目の前に現れると
ブレてしまう
売るのが
目的なのか
宣伝が
目的なのか
何を
手段にするのか
など
明確に
世界の共通
世界自然遺産
表向きには
喜ばしい
ことなのかもしれないが
そこには
メリット
デメリット
が存在する
大きなメリットは
「自然を守れる」
というところか
行政にとって
観光客増加による
観光業の利益
デメリットは
「管理下に置かれる」
ということか
これは
自然遺産でなくとも
国立公園
などでも課題だろう
観光客増加により
環境問題になっているのが
屋久島
外来種の種子が
観光客によって持ち運ばれ
屋久島本来の
自然へ悪影響がでてきている
自然破壊へ繋がっている
ゴミ問題も然り
つまり
管理体制が不十分であり
維持費等予算も不十分
反対に
規制が厳しくなると
今度は
観光業が悪化するので
平行線をたどらざるを得ない
登録への経費も
億を超えるので
本当に
市民が望んでることなのか
という問題もあがる
観光客が増え
お金が落ちて
なのかもしれない
ただ
その側面に
「住民の生活を悪化させる」
そんなモノであれば
そもそも
活性化でもなんでもない
奄美大島群島も
登録に向けて
活動を行っている
側面を見ると
自然に茂っている
薬草など
いままで
当たり前に採取していたものが
禁止になる
そんなことも
普通に考えられる
いままでの生活が
一転してしまう
産業がなくなってしまう
危険性もある
管理される
ということが
本当にいいのか
どうか
地下資源が豊富
だと
言われている
鹿児島県
近海の地下に眠る
というものを
国が
管理する
ことも考えられる
「いいこと」
が
「誰に対して」
「何を残すのか」
そう考えると
面白い
師再び
世界陸上が終わり
なお
耳に残る
言葉がある
「チョコメダル」
5歳児に
いつも
驚かされる
テレビを見ながら
よーいドン
「やったー、チョコメダル」
そう
銅メダル
「銅メダル」
って
言葉を知らない
いまの
知識の中で
作り出す
言葉
「チョコメダル」
って
聞いたとき
違和感を
感じたのは
なんでだろう
「銅メダル」
という
日常
に
突然
「チョコメダル」
という
非日常
が
飛び込んできたから
いずれ
銅メダル
という
言葉を
知る
その瞬間に
チョコメダル
は
消えていく
「非日常」
が
に
変わる
瞬間
日常を知ることが
成長へ繋がるとは
思わない
こうやって
銅メダル
という
言葉が
計算式のように
固定
されてしまうのが
こわい
その場で
「銅メダルって言うんだよ」
と
教えた方がよかったのか
「美味しそうだね」
と
共感するのがよかったのか
「銅メダルってなに?」
って
聞かれて
どう
説明するか
「間違い」
と
「感性」
教育は奥が深い