文化を理解する


POSTGLOBAL

アレクサンダー・ゲルマン:ポストグローバル

スーパーデザイナーが見る日本
グローバリー・ローカル・メディア編










「ポストグローバル」

ゲルマンが作った造語である



分厚い
英英辞典を調べても

載っていない




その意味は

「ポスト」


言うまでもなく

「その後」



グローバル化の後の時代」

である









まさしく私たちが
迎えようとしている時代で

ローカルカルチャーを
重んじるようになる


ゲルマンは見ている





もちろん

既にグローバル化された
システムなどが
後戻りすることはない



たとえば

情報の伝達




テクノロジーの発達で

世界中の
コミュニケーションが容易になり

それまでとは
比較にならないほど

多くのさまざまな情報を
世界が共有するようになった




ただ

ローカルカルチャーに
重きが置かれるようになると


日本の
世界における役割は

重要で責任あるものになる


ゲルマンはみている




なぜなら

日本は
世界に比類のない

独自の
文化の統合と発展を遂げてきた
希有な島国で


減少しつつあるというものの

対外的には

かなりの次元で
伝統文化を継承し続けている





江戸時代から

継承している文化に
身を置きながら


21世紀の
テクノロジーを手に
携帯メールをする


今の
日本人のありようは


他国で見ることはない

と彼は言う